関税とは、貨物が経済的境界を通過する際に課税される税金であり、簡単に言うと外国から輸入される物品に対して課される税金のことです。
関税は税関の管轄となり、関税法、関税定率法及び関税暫定措置法が適用されることとなります。これは、その他の国税(内国税)が国税局・税務署の管轄であり、国税通則法、国税徴収法の適用を受けることと比べてもその違いが明確です。
関税法は、関税の確定や納付、適正な税関手続きについて定めている法律です。関税定率法は輸入禁制品や関税の税率、減免等について規定しており、関税暫定措置法は関税法と関税定率法の暫定的な特例を規定しています。この三つは関税三法と呼ばれます。
関税の課税方法としては、輸入品の価格に基づいて課税する従価税や、個数・重量等に基づき課税する重量税が一般的です。
関税は、輸入品に課税することで国内産業の保護等を目的とする傾向が強いことが特徴のひとつと言えます。
ちなみに、財政収入を主な目的とする関税を「財政関税」、国内産業の保護を目的とする関税を「保護関税」と呼びます。
関税は、厳密には、外国からの輸入品に課税する輸入税、外国への輸出に課税する輸出税、自国を通過する物品に課税される通過税に分類することが出来ます。
しかしながら、通過税と輸出税に関しては既に多くの国で廃止されており、過去のものとなっています。日本においても、現在実施されている関税は輸入税のみです。そのため、一般に関税と言った場合には輸入関税を指します。
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